様々なテーマからエヴァーグリーンについて深掘っていくコラム。
今回の主役は、入社7年目の小崎さん。
新卒採用1期生としてエヴァー・グリーンに入社し、
お客様対応を専門として、日々お客様に寄り添った相手目線の顧客対応をされています。
そんな小崎さんは入社後、結婚・出産を経て、現在は育児をしながら仕事に励んでいらっしゃいます。
今日はそんな小崎さんから、ライフイベントを通して働く女性の姿に迫っていきます!
ー産休・育休取得と聞くと、なかなか取りづらいイメージが世間的にはあると思うのですが、小崎さんの場合はどうだったんですか。
小崎さん:
「私にとっては、「産休・育休は取れて当たり前」という感覚でした。そもそも産休や育休は取得できる期間を国が定めており、女性はそれを取得できる権利があります。産前休業で6週間、産後休業は8週間、育児休業に関しては最長で2年間取得可能なんです。
また、エヴァーでは私の前にも先輩方が産休・育休を取って、出産や子育てを経て職場に戻ってこられるという事例があったので、そういう女性の在り方に対する理解はされていたと感じますし、肩身が狭い思いをすることもなかったんです。むしろ、大っぴらに「休むね♪」と言ったりしてました(笑)
ただ、この権利を行使しづらいと感じる女性社員も世の中には大勢います。
産休・育休を取ると言ったら社内での風当たりが強くなったり、心無い言葉を浴びせられる事例は多く耳にしますよね。
その点エヴァー・グリーンではすんなりお休みを頂けたので、ありがたくもありました。」
ーなるほど。では、実際そのお休みを経たことで感じる変化はあったりしたんですか。
小崎さん:
「休業前と後では、やっぱり大きな変化を感じましたね。私は産休・育休合わせて1年8ヶ月のお休みを頂いてたんですが、約2年となると、そもそも業務で使ってたシステムやツールが変わってきます。まずそこに順応するために1から学ばないといけませんでした。
また、会社の雰囲気もいい意味で変わってましたね。
決して産休前が緩い空気感だったとか、締まってなかったという事はないんですが、
1年8ヶ月分の皆の成長に圧倒されました。
毎日会社にいると感じづらいのかもしれないんですけど、
やっぱり社員のみんなが日々少しづつ積み上げてるものって確実にあって、
久しぶりにいく会社ではそういう空気感をひしひしと感じました。
ただそこに対して、「付いて行けるのかな?」とか「自分が休業前にやってたことは通用するのかな?」という不安はなかったですね。やれることを全てやり切ってお休みに入ったと思ってましたし、復帰後も電話一本取れればお客様と繋がれて、自分の価値を出せる自信があったので。
ー具体的にどんなとこでそんな変化を感じたんですか?
小崎さん:
「例えば朝礼ですね。毎日社員が1人シェアをして、それに対して社長がフィードバックをされるんですけど、その内容のレベルの高さにびっくりしました。そのシェアやフィードバックを聞いてる周りの社員も、そのレベルの高いシェアを吸収し、具体的に自分の現場でどう落とし込もうかを考えてる。その姿勢やオーラは凄いなと感じましたね。」
ーご自身に子供が出来て子育てもされる中で、仕事の意義や目的に変化は生まれましたか。
小崎さん:
「産休に入る前は、次世代のリーダーになることを目標として仕事をしてきました。エヴァーの採用では、年ごとに求められる人物像というものがあるんですが、新卒1期生の私の年は次世代のリーダーに育つことを求められてたんです。なのでそこに対してひたむきに仕事をしてましたね。
でも産休・育休を経て戻ってきた後は、
「次世代のリーダー」という社内での立場やスキルに加えて、1人の女性としての在り方も考えるようになったんです。旦那さんにとっての奥さんで、子供にとってのお母さんで、親にとっての娘なわけで、私という1人の人間の中にも色んなステージがあるわけじゃないですか。社員として、妻として、母として、娘としての自分がある中で、その中のどれかを犠牲にしてるとか、どれかに偏って依存してる在り方をするわけじゃなく、そのすべてにおいてきちんと自立した、働く女性の象徴になろうと思ったんです。
ただ最近はさらに変化もあって。
「働く女性の象徴になる」というビジョンの中には「女性新入社員のモデルケースになる」という目標が含まれていました。自分が先に道を進むことで、下の子がその道を歩きやすくなればいいなと思っていたんです。でも、最近それは少し違うなと感じてて。
私は私で、下の子は下の子という考えというか。子どもも一緒なんですけど、子供の人生は紛れもなくその子自身のものであって、親のものではないんですよね。だから、どれだけわが子が可愛くても、ずっと一緒に居続けられるわけじゃない。
これを私と後輩の女性社員に置き換えると、ライフイベントという事についてはたどる道が重なる部分があるのかもしれませんが、厳密には一人ひとり道が異なる。だから、自分が耕した道を下の子がすいすいと歩けるようにするのは少し違うんです。その道を必ずしも歩くとは限らないから。
じゃあ自分はどうあるべきかを考えた時に、下の子が見れる可能性を少しでも広げたいと思ったんです。新卒入社の女性社員としてここまで登れるんだよって、皆が見れる世界を広げてあげたいと思いました。見せれる未来を広げて、未来に対して希望を持ってもらえるような働き方をしたい、それがモデルケースとしての自分の在り方じゃないかと今は思っています。」